(第134話)修羅場ーその1

ルクセンブルク赴任以来の修羅場に陥る…!

会社の現地採用スタッフとは、昨年秋以降、所謂「個人面談」的なことを継続して行ってきているが、、

なるべく当人がリラックスして話が出来るように、決して業務時間中に会社の自身のオフィスで面談を行うのではなく、アフター5に会社の近所のパブやレストランで、お酒を飲みながら☺️仕事の話以上に、そのスタッフの人生観や本人が思い描いている今後のキャリアプランなどを聞いてあげることからスタートすることに徹している。

勿論、人間関係は「鏡」みたいなもの。それは自分自身の49年間の人生で確信している真理。。

自分が自分自身のことを腹を割って話さなければ、相手が自分に歩み寄ってくれることもないし、

自分が相手のことを好きにならなければ、好かれることもない。

それ故に、時には相手に合わせてあげることも必要。

昨年は、キューバタバコ🚬が好きな40歳代前半のイタリア人男性スタッフと、夕飯前にシガーバーで散々話をしてからイタリアンワインを飲みに行き、頭がクラクラ😵しながら、自身の人生観を語ったこともあった…

さてと、今日のタイトル
「修羅場」😓

なんと、その個人面談の順番が悪かったのか、、

「まだ私は、社長に話を聞いてもらう機会を与えられていない!」

と、半ばクレームを言い出す女性スタッフが二人登場。。😑

しかも、そのうちの1人はあまり英語が喋れないことを理由に、個人面談ではなく、もう1人の英語を上手に話せるフランス人女性と2人合同での面談申し入れ。。😭

2人の女性の
・年齢合計は軽く100歳超え!
・身長合計は3メートル50センチ超え!
・体重合計は200キロ超え!
である…😑

しかも、それなりに会社に対しても文句がある模様。。

コレはまずい…。

殺される。。😵

色々考えた挙句に、作戦決定!

パブでもレストランでもなく、会社帰りに自宅に招こう。。

街の路地裏で死体を発見されたくはない…😑

そして、手料理を振る舞おう!

フレンチでも、イタリアンでもなく、ここは日本食だ!!

そして、その日がいよいよ訪れた。。😓

決して週末ではなく、普通の木曜日の晩。。

しかも会社から直行で自宅まで連れて行かねばならない。。

夜に手料理を振る舞うためには、、🤔

相当に早起きをして、朝から料理の準備をしてから出社する必要がある。

そして、全て綺麗にお皿に盛り付け、ラップをして、冷蔵庫に入れてから出社するしかない!

朝…
というかまだ真夜中、午前3時半🕞

👀起きた。。

というか、より正確に言うのなら、、寝ていられるはずがない…😓

さあ、準備を始めよう…

食材は色々と仕入れてきてある。

頭の中で、欧州最強タッグのおばちゃん2人が、この自宅のダイニングに座っている姿をイメージ。。🤔

まずはシャンパンだ!
会社帰りの疲れを癒してもらおう。。

そこそこのシャンパン🍾から始めて、、🤣

軽くアルコールが入ったら、、
まずはヘルシーにサラダ🥗からスタートか…?

正月にわざわざ日本で買ってきた「はごろものシーチキン」と「国産採れたてコーン🌽」を使って「レタスのサラダ」を作る。ドレッシングは勿論「キューピーのゴマドレ」!

そして、前菜的?居酒屋風に言うなら「突き出し」的に出すものとしては、、

和食の定番「キンピラごぼう」と「五目豆」✨

勿論、自身の「バカのひとつ覚え」である「ほうれん草の胡麻和え」も当然に作る!!🤣

続けて、これまた和食のド定番
「肉じゃが」

意外とコレが面倒だ…。。
肉を切り、野菜の皮を剥き、ごま油を熱して、具材を炒め、、

お水に、みりん、砂糖、そして例の「ダシダ」を使って暫し煮たてて、

最後に醤油を入れる。。

いつも通り、我が家のウサギが心配そうに見守っている…👀

肉食系のおばちゃん達だから、万一「肉じゃが」が口に合わなかった時のリスクヘッジのために、牛肉🐃の大和煮も準備!

そして、舌の肥えたフランス人女性にバカにされないように、赤ワインは、ポイヤックとサンテミリオン、マルゴー、の三大産地のモノを仕入れた。

あとは、日本が誇る世界のブランド✨
「キッコーマン」さんの力を借りて、

「ふわ玉きのこ炒め」と

「大根のそぼろあん」✨

ゴハンものは「おいなりさん」でどうだ!

そして、ラストは
コーヒー好きなおばちゃんに合わせて、
「ネスプレッソ」と

泣く子も黙る「アランデュカスのチョコレート」だ!!

アラン・デュカスといえば、パリとモナコ、ロンドンに3つ星レストランを持つ“フレンチの帝王”と呼ばれる名シェフ。

そのアラン・デュカスが手がけるチョコレート工房「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のブティックがパリにもある。
(最近は日本にも出店している模様🤔)

世界中から集められた最高のカカオ豆を使用し、昔ながらの製法で丹念に作られるチョコレートは、芸術品のように美しく、さらに官能的な味わい。

コレで、何とか欧州最強タッグを撃破できないものか…😑

(次話に続く…)